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執筆者の写真NPO法人納骨支援の会

早くお墓へ

今年のお盆は規制緩和もあり、多くの方々がご実家に帰省されたり、旅行に行かれたのではないでしょうか。職業や職場環境により、休みは予め決まっている人、有給消化も合わせて自由に休みを決められる人、長期休暇は取れない環境の人など様々です。日々の生活の中ではイレギュラーな事は嫌われる傾向があり、生きていくには日々の歯車に沿って働くしかないという方も沢山いらっしゃいます。そんな中で、もし急に身内に不幸が起きた場合、あなたは何日仕事を休めますか?


1.お盆の前日に


2.早くお墓へ


3.今思うと


1.お盆の前日、新幹線のホームは帰省客で溢れ、高速道路は東名、中央、関越と数十キロの渋滞が起きていました。そんな中、メールで問い合わせが入り「〇〇のお墓は入れて頂くことは可能でしょうか。可能な場合、いつなら納骨できますか」と急いでいらっしゃるご

様子でしたので、電話で詳細を確認させて頂き、今後のスケジュールなど打ち合わせさせて頂きました。


2.8月の中旬は東京ではコロナ感染者が少し減少傾向になり始めた時期でしたが、まだまだ連日2万人を超える新規感染者があり、地方では帰省の影響で感染者数は増加傾向でした。

 お葬式の日も丸1日休めなかったとのことですし、日々忙しいスケジュールの中で、もし新型コロナで社内に欠員が出てしまうと休日返上で代わりに出社という事も考えられます。近々に来る確実に休めるその日に、出来ることを全て終わらせておきたい、遺骨を早くお墓へ納骨したい、その思いに答えるべく、誠意を持って対応させて頂きました。


3.納骨式も無事終わり、ビデオのリンクと証明書をお送りすると、わざわざ感謝のお言葉を頂戴しました。

 今思うと、電話から聞こえた、優しくそれでいてはっきりとした口調の言葉の中に、「喪に服す時間がない」とおっしゃっていたのではないかと感じました。対面でお話できれば表情が読み取れますが、声だけだととても難しいです。もっと他に何か出来ることがあったのではと反省させられました。

 ビデオを御覧頂き、少しでもその時間を取って頂ければ、少しでも心が晴れれば、そうなって頂けることを願っています。

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